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Web サービス

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Web サービスを運営するためにはいくつか壁があります。 それについて考えてみます。

最初の一つは新しいものを思い付くかどうかです。 誰にも理解されないほど斬新なものでは意味がありません。 誰でも理解出来るようなほんの一歩の新しさの方が良いのです。 もしかしたら新しい機能を一つ付け加えただけかもしれません。 もしかしたら少し使いやすくしただけかもしれません。 もしかしたら見た目を格好良くしただけかもしれません。 特許のように新規性が評価されるのではありません。 利用者にとって新しく思えればそれで良いのです。

次の一つはそれを具体化出来るかどうかです。 最新の技術を使う必要はありません。 目的とする機能を達成するのに十分な技術があれば良いのです。 自分一人では達成できないのならば 達成する技術を持っている人を口説かなければなりません。 その人が技術的挑戦として興味を持ってくれれば良いですが、 そうでない場合は何らかの報酬を用意する必要があるでしょう。 ここはあなたのサービスの規模によって変わってきます。 本当に大規模に行うつもりなら会社を興して 技術者を従業員として雇うのが一つの手です。 そこまで大きくないのならば金銭なり何らかの対価で 技術者の作ったものを買い取るのが良いでしょう。 その資金さえない……それなら友人の伝手で頼むとか。

次はそれをどう運用するかです。 Web サービスといってもソフトウェアだけで完結するわけではなく それを動かすハードウェアが必要になります。 主なハードウェアはサーバ機とネットワーク回線でしょう。 これらはサービスの規模に比例して拡大する必要があります。 必要な規模はプログラムの性質によっても大きく変わります。 クライアント・サーバ型なのか P2P 型なのかといった点は重要ですし、 それぞれの接続がどれだけ CPU やメモリ、回線を必要とするのか といった性能にも依存します。 ハードウェアが足りなければサービスが停止して信用をなくしますし、 多すぎればそれだけ維持費が高くなります。 需要を正しく見積る必要があります。

最後はそれをどう広めるかです。 自分一人が便利に使えれば良いのならば構いませんが、 利用者を増やしたいのならば上手く広めないとなりません。 積極的に宣伝しなかったとしても 検索エンジンであなたのサービスを見つける人もいるでしょう。 その人が気に入ってくれれば口コミで広げてくれるかもしれません。 技術的な先進性に自信があるのならば 宣伝を受け入れている ML やサイトに投稿するのも良いでしょう。 そのような場所で新しいサービスを探す人は目が肥えていて 今後の改善に役立つ意見をくれるかもしれません。 それ以上の宣伝を仕掛けようというのならば 有料広告を出稿してみるのも良いでしょう。 もちろんその資金を回収出来る見込みがあればの話ですが。

技術的には優位であったにも関わらず 宣伝に失敗して消えて行った事例も多くあります。 Web サービスでは Consumer Generated Media(CGM) といって 利用者がコンテンツを増やすものがしばしばあります。 これらの CGM では利用者の規模もサービスの価値の一部となるので 先行者利益が非常に大きくなってしまいがちです。 あなたの考えているサービスに十分な価値があって なおかつ強力な競争者がいる場合には 「黙っていても良いものは理解される」などと思わずに 積極的にその価値を伝えていくべきではないでしょうか。

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